わたしの人生を振り返ってみました。
何はともあれ、この世にわたしが誕生した日は外せません^ ^
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両親にとって、生むはずのなかった三人目。 それがわたしです。
父が母と結婚してから 夢に父の母、わたしの祖母が出てきたそうです.
祖母は父が小学生の頃に亡くなったそうです。
その祖母が夢の中で父に言ったそうです。
『子どもの名前は○○と△△にしなさい。』
男の子でも女の子でもおかしくない名前を告げられたそうです。
だから父も母も子どもは二人しかつくるつもりがなかったそうです。
そして一人目を出産。 女の子でした。
大工である父は、跡継ぎが欲しいので 男の子を望んでいました。
生まれてきた二人目は女の子でした。
父はどうしても男の子が欲しかったのですが 体が弱かった母は、お医者様から三人目はやめなさいと言
われていたそうです。
しかし、父と母は三人目をつくったのです。
そして、2月の寒い日 陣痛が起きいよいよ出産か。
当時の夜8時の病院の廊下は人もおらず照明もなく、とても肌寒かったそうです。
父はそんな廊下のベンチに座って 新しい命が生まれて来るのを 今か今かと待っていたそうです。
暗く肌寒く寂しい廊下の父のところに 看護師さんがやって来たそうです。
そして最初に言った言葉が、、、
「お父さん、残念でした。」
だったそう。
それを聞いた父は、ゾク~ッとしたそうです。
赤ん坊がダメだったか 母に何かあったかと、、 血の気が引いたと言っていました。
そして看護師さんは続けてこう言ったそうです。
「また女の子ですよ。」
それを聞いた父は激怒したそうです。
「馬鹿野郎!生まれて来て残念とはなんだ」
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わたしが幼い頃から、父は酔うと この話を何度もするのです。
だから、わたしは生まれた時から愛されていたんだなと思うことが出来ていました。
でも、生後数ヶ月で わたしは施設に預けられたのです。